【体験談】基本情報技術者試験に1ヶ月で合格した勉強法を実体験大公開!IT初心者でも大丈夫
この記事で学べる内容
- 基本情報技術者試験の概要と試験の特徴
- 合格率や問題構成などの基本データ
- 実際に1ヶ月で合格した効率的な勉強法
- A試験とB試験それぞれの対策方法
- 社会人が限られた時間で学習を継続するコツ
- モチベーション維持の具体的な方法
基本情報技術者試験とは?IT業界への第一歩
基本情報技術者試験は、独立行政法人情報処理推進機構(IPA)が実施する国家資格です。ITエンジニアとしての基礎的な知識とスキルを証明する資格として、多くの企業で評価されています。
この資格は「ITパスポート」の上位資格にあたり、プログラマーやシステムエンジニアを目指す方にとって登竜門的な位置づけです。IT業界への転職を考えている方や、現在の職場でIT知識を活かしたい方にとって、非常に価値の高い資格と言えるでしょう。
基本情報技術者試験の詳しい内容▼
https://www.fe-siken.com/feis.html
基本情報技術者試験の特徴とデータ
合格率と難易度
基本情報技術者試験の合格率は約40%前後で推移しており、決して簡単な試験ではありません。しかし、しっかりとした対策を行えば、IT初心者でも合格は十分可能です。
試験構成と出題内容
試験は以下の2部構成になっています。
A試験(科目A)
- 出題数:60問
- 試験時間:90分
- 内容:テクノロジ系、マネジメント系、ストラテジ系の基礎知識
B試験(科目B)
- 出題数:20問
- 試験時間:100分
- 内容:アルゴリズム・プログラミング、情報セキュリティ
試験頻度と受験方式
現在はCBT(Computer Based Testing)方式で年間を通じて受験可能です。全国のテストセンターで随時実施されているため、自分のペースで受験日を決められるのが大きなメリットです。
実体験から学ぶ:1ヶ月合格への道のり
私の出発点
私はWeb関連の仕事からIT企業への転職が決まり、「基本情報技術者試験」の勉強を始めました。ITの専門知識はありませんでしたが、普段からパソコンを使った仕事をしていたため、ある程度の基礎理解はある状態でした。
この状況から、約1ヶ月という短期間で合格を目指すことになったのです。
使用した教材
効率を重視して、以下の教材に絞りました。
市販の問題集は購入せず、無料で利用できる過去問道場を徹底的に活用しました。これだけでも十分な問題演習が可能です。
使用したテキスト▼
効率的な勉強法:A試験とB試験の同時並行がカギ
多くの人が陥る罠
「A試験の対策が終わってからB試験に取り組む」という順番で学習する人が多いのですが、これは大きな間違いです。本番でA試験は合格点を取れたのに、B試験で不合格になる人が非常に多いのは、この学習の後回しという原因があります。
正しい学習アプローチ
A試験とB試験は同時並行で進めることが重要です。特に、A試験でアルゴリズムやセキュリティ分野を学んだら、すぐにB試験の対策も始めましょう。
A試験対策:完璧主義を捨てて効率重視
社会人の勉強法は学生時代とは違う
学生時代のように「テキストを完璧に理解してから問題演習」という方法では、社会人には時間が足りません。
私が実践した効率的な方法
- テキストを軽く1周読む(理解度30%でOK)
- すぐに過去問道場で問題演習開始
- 分からない問題が出たらテキストに戻る
この方法により、実際に出題される箇所を重点的に学習できます。
スキマ時間の徹底活用
基本情報技術者試験の大きなメリットは、スキマ時間を活用しやすいことです。私は以下の時間を有効活用しました。
- 電車での移動時間
- 昼休みの空き時間
- トイレの時間(意外と効果的!)
目標は過去問道場で1000問以上解くことを目指しましょう。これだけ問題演習を積むと、出題パターンが見えてきて、「テキストのこの箇所がよく出るから重点的に覚えよう」という効果的な学習が可能になります。
B試験対策:トレース力がすべて
B試験専用の対策が必須
B試験は別途、専用のテキストを購入しました。YouTubeの解説動画も併用し、視覚的に理解を深めました。
活用したYouTubeチャンネル▶【基本情報技術者試験YouTuber】すーさん
最重要ポイント:トレース技術
B試験で最も重要なのは「トレース」という解き方です。これはプログラムの実行過程を順番に追っていく技術で、B試験の合否を左右する最重要スキルです。
アルゴリズム問題は国語力
意外に感じるかもしれませんが、アルゴリズム問題は「国語の文章読解」に近い感覚でした。基礎的な知識があれば、文章を読み解くように問題を解くことができます。
私の場合、以前にPythonやJavaを勉強した経験が活かされましたが、プログラミング未経験でも十分対応可能です。
学習継続の5つの戦略
1. 試験日を先に決めてプレッシャーを作る
「いつか受験しよう」では永遠に合格できません。先に受験日を決めて、適度なプレッシャーを自分にかけることが重要です。
私の個人的な感覚ですが、
- ITに自信がある人→1ヶ月後
- ITに自信がない人→3ヶ月後
を目安に受験日を設定すると良いと思います。後は、ご自身で日々どのくらい勉強時間を取れるかに合わせて調節してください!(上記の目安は、平日2−3時間。休日5時間程度の学習を継続することを前提としています。)
2. 時間配分の最適化
私の1日のスケジュール
- 朝7時〜8時:B試験対策(平日1時間、休日の場合→9時までの2時間)
- スキマ時間&帰宅後:A試験の問題演習
この時間配分により、両方の試験対策を無理なく進められました。
3. 進捗の可視化でモチベーション維持
過去問道場では解いた問題数や正答率が表示されるため、自分の成長が数値で確認できます。スコアがどんどん上がっていくのを見ると、自然とモチベーションが維持されます。
また、アカウント登録してログインをして、試験日を設定すると、試験日までの残り日数が表示されますので、こちらも合わせてご活用ください!
4. 学習を楽しむ工夫
特にアルゴリズム問題に慣れてくると、実際のプログラミングコードを見たり、簡単なコードを書いてみたりすることで、理解が一気に深まります。「もっと知りたい」という好奇心が学習継続の原動力になりました。
Progateやドットインストールなどの初心者向けのプログラミング学習サイトを活用してみてください。
5. 勉強仲間を見つける
同じ試験を受ける仲間がいると、教え合いながら学習できるため、知識の定着率が大幅に向上します。
SNSを活用した仲間探しも効果的です。XやDiscordなどで基本情報技術者試験のコミュニティに参加すれば、同じ目標を持つ仲間と出会えます。SNSを単なる時間を消費するツールとして使うのではなく、スキルアップのツールとして活用することで、大きな差が生まれます。
まとめ
- 基本情報技術者試験はIT業界への登竜門
- A試験とB試験の同時並行学習が合格の鍵
- 完璧にインプットしてから問題演習するのではなく、問題演習中心の効率的学習法が効果的
- 過去問道場で1000問以上解くことで出題パターンが見えてくる
- B試験対策では「トレース力」の習得が最重要
- スキマ時間の活用で社会人でも1ヶ月での合格が可能
- 試験日の設定、進捗の可視化、学習仲間の存在が継続の秘訣
- SNSを活用した仲間探しで学習が継続しやすくなる
基本情報技術者試験は確かに難しい試験ですが、正しい戦略と継続的な努力があれば、IT初心者でも短期間での合格は十分可能です。この記事で紹介した方法を参考に、ぜひ合格を目指してください!