【完全版】資格勉強はこうやる!悪いのは脳や加齢ではない、やり方だ。
この記事で学べる内容
- 社会人と学生の勉強法の根本的な違い
- アウトプット主体の効率的な学習メソッド
- 限られた時間で最大効果を生む教材選択術
- スキマ時間を活用した継続システム
- 挫折しない環境づくりと仕組み化のコツ
- 記憶定着率を劇的に上げる復習サイクル
- モチベーション維持の実践的テクニック
正直に告白します。僕の最終学歴は高校卒業で、大学受験を諦めた落ちこぼれでした。そんな僕が社会人になってから5つの資格に合格できたのは、この記事で紹介する勉強法に出会ったからです。
「勉強が苦手」「時間がない」「継続できない」そんな悩みを抱えている方でも、正しい方法さえ知れば必ず結果は出ます。学歴や過去の成績、年齢も全く関係ありません。
▼僕が取得した資格と体験談を知りたい方はこちらから
社会人の勉強は学生時代とは全く違う
僕自身、社会人になってから複数の資格を取得してきましたが、最初は学生時代の勉強法で大失敗しました。「まずはテキストを完璧に理解してから問題演習に入ろう」という考えで、結局時間切れ。この経験から学んだのは、社会人の勉強法は学生時代とは180度異なるということです。
学生時代は大量の時間を使って膨大な量をインプットし、自習時間でさらにインプットを重ね、最後にアウトプットで確認していました。しかし社会人には時間がありません。この学生気分の勉強では、いつまで経っても合格できないのです。
社会人が合格するための鉄則は「絶対にアウトプット主体」の勉強です。解いて覚えるくらいの勢いで臨みましょう。どうしてもインプットから始めたくなる人は、思い切ってテキストを購入するのをやめてください。
教材選択の極意:テキスト+問題集のみで十分
資格勉強で失敗する人の共通点は、教材に手を出しすぎることです。僕は過去に参考書5冊、問題集3冊、アプリ2つを同時に使って、結果的に全て中途半端になった経験があります。
使用教材はテキストと問題集のみ。これで十分です。あれこれ手を出さず、選んだ教材を徹底的に使い倒すことが合格への最短ルートです。
解く問題がなくなって、更に問題集を買う人がいますが、100問の問題を1回ずつとくより、10問の問題を10回ずつ解く方がよほど効果的です。
1周目攻略法:過去問×テキストの同時進行
多くの人がテキストを完璧に理解してから演習に入ろうとしますが、これは時間の無駄です。
おすすめの方法は、過去問や予想問題をテキストを見ながら解くことです。
こうすることで:
- 試験の特徴や出題傾向を早期に把握
- 試験の全範囲にさっと触れることができる
- 重要ポイントが自然と浮き彫りになる
1周目は「あーこんな言葉があったかな〜」「こんなこと書いてたかな〜」程度のぼんやり理解で全く問題ありません。完璧を求めず、まずは全体像を掴むことに集中しましょう。
2周目で差がつく:問題集アウトプットの威力
2周目からは問題集を使ったアウトプットが勝負の分かれ目です。その日に勉強した範囲を、必ず問題集でアウトプットしてください。
学習科学の研究によると、アウトプットを行った場合の記憶定着率は約70%、インプットのみの場合は約10%という驚くべき差があります。僕自身も、問題集を使わずに勉強していた時期は何度も同じ箇所でつまずいていましたが、アウトプット主体に変えてからは一気に理解度が向上しました。
覚えてからアウトプットするという方はいますが、この研究からもその勉強法が間違いということが明らかですね。アウトプットしないから、覚えられないのです。
ノート作成のベストタイミング
勉強したことをノートにまとめるという方もいるかと思いますが、いきなり作るのは効率が悪いです。最初にノートを作っても、結局はテキストの書き写しになるか、情報がぐちゃぐちゃに整理されるだけです。
ノート作成は、ある程度問題を解いて知識が整理されてから行いましょう。この段階でノートを作ると、知識同士の関連性を整理でき、理解をより深めることができます。僕の場合、50問程度解いた後にノートを作り始めると、重要ポイントが明確になり効果的でした。
スキマ時間活用術:日常を学習時間に変える
社会人の最大の武器はスキマ時間の活用です。通勤時間、昼休み、トイレの時間など、意外と多くの時間が眠っています。
スマホを学習ツールに変身させる
多くの人がスマホを「ただのコンテンツ消費ツール」として使っていますが、これを「主体的に学べるツール」に変えましょう。
- SNSの閲覧時間をアプリによる問題演習をする時間に置き換える
- YouTubeで関連する学習動画を視聴
→メジャーな資格なら、テキストなしで、YouTube動画でインプットが完結するケースも多い
実際に、通勤電車の30分を毎日勉強する時間に充てることで、1ヶ月で約15時間の学習時間を確保できます。
また、どうしても時間を無駄にしてしまうアプリは削除しましょう。
近年は、TikTokなど検索せずにアルゴリズムによって、次から次に動画が流れてくるアプリが主流となってきました。
しかし、資格取得を目指す皆さんにとっては、このような類のアプリは不要です。目指している・達成したい目標があるのなら、覚悟を決めましょう。
何かを犠牲にしないと、何も得ることはできません。
加えて、通知の設定にもこだわりましょう。
勉強中に通知が鳴って、気になってしまったり、ついついスマホをいじってしまうという方も多いと思います。
通知がブーブーうるさい人ほど、仕事が出来ないと個人的には思っています。すぐに返信する必要のあるものだけ通知が来るように設定することで、勉強の邪魔になる要素を出来るだけ減らしましょう。
アウトプット前提学習のパワー
大切なのは、脳に知識を貯め込むことではなく、覚えた知識を引き出すことです。
テキストを読むときも、YouTubeで学んでいるときも、この知識をどう引き出すか考えながら覚えると定着率が上がります。
この時に効果的なのは、「誰かに教えるつもりで勉強する」です。これだけで学習効果は格段に上がります。
なぜなら人に教えるためには、知識を整理し、分かりやすく自分の言葉で説明する必要があるからです。この過程で理解が深まり、記憶にも定着しやすくなります。
実際に教える必要はありませんが、この意識を持っているかどうかだけで、学習の効率は大きく変わります。
余裕のある方は、実際に行動に移しても良いかもしれません。
- 友達や家族に説明してみる
- スライドや文章に知識をまとめてみる
- 学校の先生になりきって、授業をやってみる
実際に教えるということをやってみると、自分の中で理解が曖昧な部分が明確にすることができます。
資格勉強を継続するための5つの戦略
資格勉強で最も重要なのは継続です。試験に合格できないので、自分の頭が悪いわけでも、年齢のせいでもありません。継続できる仕組みを作れていないからです。
以下の仕組みを作ることで、無理なく続けられるようにしていきましょう!
1. 仲間を見つける
同じ資格を目指す仲間がいると、モチベーション維持が格段に楽になります。一人で勉強していると「今日はサボってもいいか」という甘えが生まれがちですが、仲間がいると「あの人も頑張ってるから自分も」という良い刺激を受けられます。
僕はTwitterで同じ資格を目指している人をフォローし、お互いの進捗を報告し合っていました。特に効果的だったのは「今日の学習内容をツイートする」習慣です。他の人の頑張りを見ることで「負けられない」という気持ちになり、自然とモチベーションが上がりました。
オンラインコミュニティやSNSのハッシュタグを活用して、積極的に仲間を見つけてみてください。リアルな友人や職場の同僚を巻き込むのも効果的です。
▼ 「人」の効果をもっと詳しく知りたい人へ
2. 記録して可視化する
人間は達成感を感じると継続しやすくなります。進捗や継続実績を記録し、可視化することで小さな達成感を積み重ねられます。
僕はスマホアプリで毎日の学習時間を記録していましたが、単に時間を記録するだけでなく「今日解いた問題数」「正答率」「学習した分野」なども併せて記録していました。1週間、1ヶ月単位で振り返ると「こんなに頑張ったんだ」という実感が湧き、次への原動力になります。
特におすすめなのは「継続日数」の記録です。連続で勉強した日数が増えていくのを見ると「この記録を途切れさせたくない」という心理が働き、継続の大きな動機になります。アナログ派の人は手帳やカレンダーにシールを貼るのも効果的です。
▼ 記録をつける戦略をもっと詳しく知りたい人へ
3. 環境整備と仕組み化
継続できない最大の理由は「やる気に頼っていること」です。やる気は波があるため、仕組み化によって自然と勉強できる環境を作ることが重要です。
僕が実践していた仕組み化の例
- 時間を固定する:「帰宅したらまず30分勉強」「朝食後は必ず問題演習」など、生活リズムに組み込む
- 場所を決める:いつも同じ場所で勉強することで、その場所に座るだけで勉強モードに切り替わる
- 道具を準備する:前日の夜に翌日使う教材をテーブルに置いておく
- スマホの誘惑を排除する:勉強時間はスマホを別の部屋に置く、または機内モードにする
特に効果的だったのは「勉強道具を常に見える場所に置く」ことです。視覚的な刺激によって「そうだ、勉強しなきゃ」という意識が自然と芽生えます。また、勉強を始める手間が省かれることで、億劫だった勉強が好きになりました。
▼ 仕組み化についてもっと詳しく知りたい人へ
4. 適度なプレッシャーを生み出す
人は締切がないとダラダラしてしまう生き物です。適度なプレッシャーを意図的に作ることで、集中力と継続力を高められます。
試験日を明確に決める
「いつかは受験しよう」ではなく、具体的な日程を決めて申し込みます。僕は勉強開始と同時に試験の申し込みを済ませていました。
可能であれば、受験料もこのタイミングで払っておきましょう。お金を先に払うことで「無駄にしたくない」という気持ちになります。僕の場合、受験料を払った瞬間から本気度が格段に上がりました。
周囲に宣言する
家族、友人、同僚に「○月に○○の資格を受験する」と宣言します。人に言った手前、後に引けない状況を作ることで強制力が生まれます。SNSで宣言するのも効果的です。
定期的な中間目標を設定する
最終的な合格だけでなく「1ヶ月後に過去問で70点取る」「2週間で第1章を完璧にする」など、短期目標も併せて設定しましょう。
受験日から、逆算して、週間目標や日々のタスクを設定できるとなお良いですね!
5. 最低ラインを設定する
継続の秘訣は「毎日続けられる最低ラインを決めること」です。多くの人が「毎日2時間勉強する」のような高い目標を設定して挫折しますが、重要なのは量ではなく継続することです。
僕は「毎日最低5問は解く」というルールを作っていました。疲れている日でも、体調が悪い日でも、5問なら5分程度で終わります。この「絶対にクリアできるライン」を設定することで、継続の習慣が身につきました。
最低ラインの設定例
- 問題を5問解く(約5分)
- テキストを3ページ読む(約10分)
- YouTubeの解説動画を1本見る(約15分)
- 学習アプリを10分間使う
- 昨日の復習だけはやる
最低ラインをクリアしても「今日はもうちょっとやってみよう」という気持ちが不思議なことに湧いてくるものです。心理学では「作業興奮」と呼ばれる現象で、始めてしまえば意外と続けられるのです。
▼もっと詳しく継続できる法則を知りたい人はこちらへ
まとめ
- 社会人の勉強は「アウトプット主体」が絶対条件
- 教材はテキスト+問題集のみで十分。あれこれ手を出すな
- 1周目はテキストを見ながら過去問を解いて全体把握
- 2周目は問題集でアウトプット、記憶定着率を7倍
- ノート作成は知識整理後のタイミングがベスト
- スキマ時間活用でスマホを学習ツールに変身
- 「誰かに教える前提」で勉強すると理解度が劇的に向上
- 勉強を継続できる仕組みを作ろう
資格取得は一朝一夕にはいきませんが、正しい方法で継続すれば必ず結果は出ます。
今日から実践して、合格を掴み取りましょう!皆さんの挑戦を応援しています!