習慣化オタクの誕生秘話〜「続けられない子ども」が6年以上朝活を続けるまで〜

この記事で学べる内容

「あなたって、どうしてそんなに習慣を続けられるんですか?」

最近、友人や同僚からこんな質問をよく受けます。朝5時起きを6年以上続けている話をすると、みんな驚いた顔をするんです。

でも、実は僕自身が一番驚いています。なぜなら、子どもの頃の僕は「続けられない子ども」の典型だったから。

そんな僕が、なぜ「習慣化」が得意になったのか?今日は、その長い道のりをお話ししたいと思います。

もしあなたが「自分は続けられない人間だ」と思っているなら、この記事を読み終える頃には、少し違った気持ちになっているかもしれません。

  • 幼少期の「まとめてやる派」から習慣化オタクへの変遷ストーリー
  • 高校時代の挫折体験と「ミニマム習慣」との出会い
  • 社会人になって習慣化にハマった理由と楽しさの発見
  • 「続ける」から「続く」への思考転換が起こった瞬間
  • 習慣化をゲーム攻略のように楽しめるようになった経緯

「まとめてやる派」だった幼少期:ルーティンとの最初の出会い

僕の習慣化への道のりは、実は小学生の頃から始まっていました。でも、当時の僕は今とは正反対の性格だったんです。

通信講座の教材が毎月届くと、その日のうちに全部終わらせてしまう。夏休みの宿題も、初日にまとめて全部片付ける。そんな「まとめてやる派」の子どもでした。

「コツコツやるなんて、なんで必要なの?」

そんな風に思っていました。先にまとめて終わらせて、残りはずっと遊んでればいいじゃん!と思っていたのです。笑

でも、学年が上がるにつれて、この戦法では通用しなくなってきたんです。勉強の内容が難しくなり、量も圧倒的に増えて、一気にやるのが不可能になってきました。

そこで人生初めて「ルーティン化」というものを試してみました。

「朝9時から12時まで勉強する」

最初はそんな適当な感じで始めました。でも、これが予想以上に良かったんです。日々にメリハリができて、なんだかルーティンを組むのが楽しくなってきたんです。

この時は、まだ習慣化の面白さを本格的に理解していませんでした。ただ「ルーティンって、意外と楽しいかも」という小さな発見があっただけです。

高校時代の挫折:「続けられない自分はダメだ」

高校生になると、受験勉強でより本格的に習慣の力を使うようになりました。特に印象的だったのが、早起きの習慣への挑戦です。

高校1年生の冬休み、僕は5時起きの習慣を始めることにしました。それまで6時半に起きていたのに、いきなり5時に変えようとしたんです。今思えば、とても無謀でした。

最初の1週間は地獄でした。1日中ずっと眠くて、頭がぼーっとしている状態。でも「早起きの習慣をつけるんだ!」という意気込みだけで頑張ろうとしていました。

そんな時、たまたま「ミニマム習慣」という考え方を知ったんです。大きな変化をいきなり求めるのではなく、小さな変化を積み重ねていく方法でした。

徐々に起きる時間を早めていくことで、5時起きが自然にできるようになりました。朝は英語、放課後は数学・理科系の勉強というルーティンも確立できました。

しかし、受験生になると完璧主義が顔を出してきました。1日の勉強スケジュールを時間で細かく区切って決めるようになったんです。

問題は、寝坊して起きる時間が遅れると、スケジュールが崩れて1日中テンションが下がったままになってしまうことでした。

「続けられない自分はダメだ」

そんな風に思うことが多くなりました。この時期は、習慣化の楽しさよりも、続けられない自分への苛立ちの方が大きかったんです。

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社会人になって見つけた習慣化の楽しさ

社会人になってから、僕の習慣化への向き合い方は大きく変わりました。

まず、習慣に関する本を読みあさるようになりました。マインドやノウハウ、テクニックを学ぶことで、「続けること」が楽しくなり、得意になっていったんです。

特に朝活の習慣は、高校時代から今まで続けています。続けるだけで、頑張らなくても結果がついてくる実感がありました。資格取得、副業など、朝の時間を活用することで多くの成果を得られています。

「継続力って、社会人にとって大きな武器になるんだ」

そう気づいた時、習慣化への興味がさらに深まりました。

思考の大転換:「続ける」から「続く」へ

そして、習慣化について決定的な気づきを得た瞬間がありました。

「頑張って続ける行動」よりも「無意識に続いている行動」の方が大切だということ。

これが本当の習慣化なんだと理解しました。

以前の僕は、習慣が続かないと「自分の意志が弱いからだ」と自分を責めていました。でも、考え方を変えたんです。いや、変わったんです。

「失敗した時は、自分が悪いのではなく、仕組みが悪い」

この思考転換は、僕の習慣化への取り組み方を根本的に変えました。自己嫌悪に陥ることなく、「どうすれば続けやすくなるか?」という建設的な問題解決に集中できるようになりました。

習慣化がゲーム攻略のように楽しくなった瞬間

悪い習慣を排除して、良い習慣が続けられるような仕組みづくりを始めると、面白いことに気づきました。

仕組みを整えていくことで習慣化を攻略していく過程が、まるでゲームを攻略するようで楽しくなったんです。

例えば、朝起きが苦手だった時期は

  • スマホを寝室の外に置く実験
  • カーテンを少し開けて自然光を取り入れる工夫
  • 起きたらすぐにコーヒーを飲めるようにセットしておく準備

こんな風に、環境を少しずつ調整していく過程が、RPGでキャラクターを育成している感覚に似ていました。

「今度はこの方法を試してみよう」 「この仕組みは効果的だったから、他にも応用できないかな」

試行錯誤すること自体が楽しくなってきたんです。

習慣化オタクとしての現在

今では、習慣化に関する本を読むのが趣味になりました。新しい理論や手法を知ると、「これは自分の生活にどう取り入れられるかな?」と考えるのが楽しいんです。

朝活の習慣は6年以上も続いていて、もはや歯磨きと同じレベルで「やって当たり前」の行動になっています。意志力を使わずに、自然と体が動くようになりました。

最近では、友人や同僚から習慣化の相談を受けることも増えました。「どうやったらそんなに続けられるの?」と聞かれると、嬉しくなって長時間話してしまいます。

「続けられない子ども」だった僕が、「習慣化オタク」になるまでの道のりを振り返ると、いくつかのターニングポイントがありました。

幼少期のルーティンとの出会い、高校時代のミニマム習慣の発見、そして社会人になってからの思考転換。特に「続ける」から「続く」への考え方の変化は、僕の人生を大きく変えたと思います。

習慣化がくれた最大の贈り物

習慣化を続けてきて気づいたのは、単に「何かを続けられる」ということ以上の価値があることです。

自分で決めたことを続けられるという自信。小さな積み重ねが大きな結果を生むという実感。そして、人生を自分でコントロールしているという感覚。

これらは、習慣化がくれた最大の贈り物だと思います。

今日も朝5時に起きて、コーヒーを飲みながらこの記事を書いています。過去の僕には想像もできなかった日常が、今では当たり前に続いています。

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経験から学んだ習慣化のコツ

1. ミニマム習慣から始める

いきなり大きな変化を求めず、最小限の行動から始めることが重要です。僕の早起きの例のように、6時半から5時ではなく、まず6時、次に5時半、という具合に段階的に変えていきます。

2. 環境を味方につける

意志力は有限です。環境を整えることで、自然と良い行動を取りやすくしましょう。

3. 失敗を前提とした仕組みづくり

完璧を求めず、失敗した時のリカバリー方法も事前に考えておきます。「寝坊した時は、こういう朝活にする」というルールを作っておくだけでも心理的負担が軽くなります。Aプランだけではなく、不測の事態が行ったと起きた時のBプラン・Cプランを作っておくのです。

4. 習慣の積み重ねを活用する

既存の習慣に新しい習慣を組み合わせることで、定着しやすくなります。「歯を磨いた後に読書を5分する」など、すでに定着している行動をトリガーにします。

まとめ

  • 「まとめてやる派」から習慣化オタクへの変遷は長い道のりだった
  • 高校時代の挫折体験がミニマム習慣との出会いのきっかけに
  • 社会人になって習慣の力を実感し、継続力の価値に気づいた
  • 「続ける」から「続く」への思考転換が最大のターニングポイント
  • 仕組みづくりをゲーム攻略のように楽しめるようになった
  • 習慣化は自信と人生のコントロール感をくれる最高の贈り物
  • 朝活10年継続の今でも、新しい習慣化手法を試すのが楽しい
  • 「続けられない」は自分の問題ではなく仕組みの問題と捉える視点が重要

長い話にお付き合いいただき、ありがとうございました。

「続けられない子ども」だった僕が、習慣化オタクになるまでの道のりを振り返ってみると、実は特別なことは何もしていません。

ただ、小さなきっかけを大切にして、失敗を繰り返しながら、少しずつ自分なりの方法を見つけてきただけです。

もしかしたら、この記事を読んでいるあなたも、今まさに「続けられない自分」に悩んでいるかもしれません。でも、大丈夫です。僕がそうだったように、あなたの中にも「習慣化」が得意になる種は眠っているはずです。

今日、この瞬間から、何か小さなことを始めてみませんか?それが、あなたの人生を変える第一歩になるかもしれません。皆さんの挑戦をこれからも応援し続けます。

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